大阪リージョンのAmazon CloudWatch Internet MonitorをCloudFormationで作成してみたかった
こんにちは、シマです。
先日、Amazon CloudWatch Internet Monitorが大阪リージョンを含んだ7つのリージョンで利用可能になったアップデートがありました。
Amazon CloudWatch Internet Monitor自体は、2022年11月にプレビューリリースされており、2023年2月に一般提供が開始されています。
プレビューリリース時点ではAWS CloudFormationはサポート対象外でした。しかし、AWS CloudFormationのユーザガイドにそれらしいページがありましたので、せっかく今回利用可能になった大阪リージョンでCloudFormationを使ってAmazon CloudWatch Internet Monitorを作成してみようと思います。
Amazon CloudWatch Internet Monitorとは
Amazon CloudWatch Internet Monitorは、VPC、CloudFront、WorkSpacesに関連付けをすることができます。そして、それらを利用するエンドユーザとの間で利用するインターネットがパフォーマンスや可用性にどのように影響しているかを可視化することができます。
パフォーマンスや可用性はスコア化されており、スコアが閾値を下回ったときに通知するような仕組みを作ることも可能です。
作成してみた
VPCやEC2は既にある前提で、Internet MonitorのところだけをAWS CloudFormationを使用して作成しました。
AWSTemplateFormatVersion: '2010-09-09' Description: Internet Monitor Resources: InternetMonitor: Type: AWS::InternetMonitor::Monitor Properties: MaxCityNetworksToMonitor: "100" MonitorName: "monitor-test" TrafficPercentageToMonitor: "100" Resources: - !Sub "arn:${AWS::Partition}:ec2:${AWS::Region}:${AWS::AccountId}:vpc/vpc-xxxxxxxxxxxxxxxxx"
リソースとして今回はVPCを指定していますが、VPC IDではなく、ARNで指定する必要があるところは注意です。
※前述の通り、CloudFront、WorkSpacesもここで指定するためARNでの指定になっているのだと思います。
早速大阪リージョンでスタックを作成をしてみると・・・
Template format error: Unrecognized resource types: [AWS::InternetMonitor::Monitor]
上記のエラーメッセージが表示され、作成できませんでした。(2023/6/22)
関連付けするVPCのIDのみ変更して、「東京リージョン」でスタック作成を試してみたら作成できました。
ちなみに、大阪リージョンでAWS管理コンソールから確認してみたところ、利用すること自体はできており、大阪リージョンでAmazon CloudWatch Internet Monitorの利用ができないということではありません。
試しにテンプレートと同じパラメータで作成してみましたが、問題なく作成できました。
最後に
まとめると、大阪リージョンでの利用は可能になっていますが、AWS CloudFormationでの作成は現時点(2023/6/22)ではサポート待ちという状態だと推測されます。
東京リージョンではAWS CloudFormationでの作成も可能な状態になっていました。大阪リージョンではまたしばらくしたら試してみたいと思います。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。